FSC国際森林認証への取り組み
FSC国際森林認証への取り組み 梼原町森林組合
森林は、梼原町の長い歴史の中で私たちに林産物などの生産財や、生活の潤いや癒しといった環境財としての価値をもたらし、暮らしを豊かにし、梼原の民族文化や地域社会を形成してきた。こうした、先人たちの培ってきた「自然と共に生きる知恵、共生と循環の思想」と、大部分の森林が長伐施業への転換を目標としており、強度の間伐を実施し、林内への太陽光を取り入れることによって、下層植物が繁殖し、動植物の多様性も図れることとなっている状況等、地域がこれまで培ってきたものや地域の林業の方向性とFSCの認証基準が同方向であること。
また、組合ではコンピュータによって申請に必要な町内データ管理が進んでいること、製材工場や木材乾燥施設を所有し、認証のメリットを発揮しやすいことなどから、乾燥や強度・品質の保証された商品と、四万十の持っているブランド力にサラに森林認証ブランドを重ねることで、地域の森林から生産される木材に新たな付加価値が生まれる可能性と環境保全意識の普及など地域の活性化に効果が期待できると考え、認証取得を決意し取り組み、2000年10月にグループでは国内で初めて森林認証を取得した。
Category: 土佐の住み家